もんじゃは東京下町育ちの人間にとって、おやつであり、酒のツマミであり、食事でもあり。お店でも自宅でも食べます。

これも以前書きましたが、もんじゃ焼きの発祥は、東京都台東区浅草近辺が有力。

そこから荒川区・墨田区・葛飾区・足立区・江東区の東京都23区東側の下町一帯へ、さらに中央区に広がったと言われています。

現在では東京のもんじゃといえば月島と浅草が観光客にとっても有名になっていますが、実は下町でも広範囲でもんじゃを食べる文化があるんです。

知る人ぞ知る東京のディープな下町「曳舟」界隈のもんじゃを食べた事がありますか？

京成曳舟駅周辺のもんじゃ焼き店

曳舟とは、東武電鉄・伊勢崎線の曳舟駅と、京成電鉄・押上線の京成曳舟駅の２駅の周辺となります。

「駅近」もんじゃ店リスト

以下に、京成曳舟駅に近い順にリストアップしてみました。

京成曳舟駅から徒歩10分以内

美好本店

京成曳舟駅1分／東武電鉄曳舟駅5分
墨田区京島1-46-12

ダコタ

京成曳舟駅3分／東武電鉄曳舟駅6分
東京都墨田区京島1-43-4

おかめひょっとこ

京成曳舟駅5分／東武電鉄曳舟駅1分
東向島2-30-10

大仙

京成曳舟駅7分／東武電鉄曳舟駅10分
京島3-7-7

雅

京成曳舟駅8分／東武電鉄曳舟駅11分
八広2丁目1-14

かやま

京成曳舟駅9分／東武電鉄曳舟駅9分
京島2-10-16

かるも

京成曳舟駅9分／東武電鉄曳舟駅9分
押上3-9-1

ひよ粉

京成曳舟駅10分／東武電鉄曳舟駅14分
京島3-48-9

全部でどのぐらいのお店があるの？

ちなみに食べログで「曳舟・向島・押上周辺のもんじゃ焼き」の検索結果は26件でした。

これだけでも曳舟エリアにもんじゃ焼き店が多い事がおわかりいただけるかと思います。

東京観光に来る方も「観光地は並ぶから敬遠しがち」「混んでいるのでゆっくり出来ないんじゃないか」「もう少し東京下町を掘り下げてみたい」という人も、ちょっとだけ足を伸ばして曳舟というディープな下町の町並みともんじゃをゆーっくりと楽しんでみてはいかがでしょうか。

ちなみに曳舟出身の有名人といえば、さまあーずの三村マサカズさん、木の実ナナさんなどが有名です。

曳舟について、曳舟という町名は存在しない？

駅名を何回も書いたついでに『曳舟』のお話。

SNSなどで稀に『引船』『曳船』と書かれてしまう『曳舟（読み：ヒキフネ）』ですが、実は曳舟という町は存在しません。

墨田区の北西部に位置する曳舟駅周辺の、東向島2丁目および6丁目、八広1丁目、京島1丁目あたりを、ざっくりと『曳舟』と言い表します。

曳舟駅の駅名の由来

駅名の由来は、近くを流れる『曳舟川』そもそも『曳舟（曳船）』とは、水路に浮かべた舟に人を乗せて水路沿いの陸路から曳く水上交通手段のことです。

この曳舟を多様していた、東京都葛飾区から墨田区にかけた川が『曳舟川』です。

曳舟川は昭和20年代後半に埋め立てが開始され、水路は道路になり、現在は『曳舟川通り』という道の名前として残っています。