もんじゃの醍醐味である「おこげ」を伊勢神宮の式年遷宮方式で作る焼き方

もんじゃ焼きのおせんべいの作り方

みなさんもんじゃは好きですか?

もんじゃ焼きの醍醐味である「おこげ」は好きですか?

おこげを作りながらのもんじゃの食べ方を写真付きでご紹介しますね。

まずは鉄板の半分でもんじゃを焼く

もんじゃのせんべいの作り方

まずは具の野菜を強火の鉄板で炒め、生地を流し込んである程度焼きます。

もんじゃの焼き方がわからないよー、という方は当サイト内の別ページ

もんじゃ焼きの作り方は? 最初に土手をつくる理由【写真つき】

をご覧ください。

もんじゃに少しとろみがついて焼き上がったところで、上記の写真のように鉄板の半分のエリアに集めます。

ここからいよいよ、おこげ作りです。

もんじゃの上っ面を鉄板のもう片方へ移動

もんじゃを移動します

ある程度グツグツしてきたら大きいコテで表面をそーっと撫でるように、鉄板の空き地に表面のもんじゃを移動させます。

上の画像は、右から左に移動した状態です。

ガッと削るとおこげになる部分まで削ぎ取ってしまいますので、表面のもんじゃをそーっと移動させる感じです。

おこげの完成です

もんじゃのせんべいの出来上がり

しばらく焼いていると、鉄板に焦げ付く部分が出来ます。

それをヘラでそぎ取ると「おこげ」の出来上がり!

ちょうどいいおこげが出来たら火を弱火にしましょう。

強火のままだとおこげを通り越してカリカリに焦げてしまいます。

当店の場合は店員に「火を弱くしてー」とお声かけていただければ調節いたしますので、お気軽にどうぞ。

もんじゃを半分移動させる作り方がまるで式年遷宮

鉄板を左右に分けて移動させるやり方が、まるで伊勢神宮の式年遷宮みたいですね。

式年遷宮というのは、三重県伊勢市にある伊勢神宮(通称・お伊勢さん)において、正殿を20年ごとに2箇所に行ったり来たりする形で移設する儀式の事で、さまざまな意義がありますが、その目的のひとつは大工の技術を代々伝えるため。

職人の寿命を考えると20年ごとに新しく作り変える事で、技術を継承したと言われております。

全てを遷す費用としては550億円がかかるそうです。

そんな事を思い浮かべつつ、もんじゃを焼いておこげを楽しむのもまたいいですね。

最初は火加減が難しいかもしれませんが、チャレンジしてみてください。